迷子の建築学生ブログ

たとえ道に迷ってもそれでいい

秒速と東京マグニチュードで心えぐられた話

こんにちは。ろすとまんです。

 

ようやく課題やテストが落ち着き、予定も空いてきて久々にゆったりできてます。

この堕落感。中高生時代を思い出しましたね(死んだように動画とゲームにハマるという)。

 

とりわけ今日12/6(金)は授業が休校になったおかげで、3連休となりました。

そしてその有り余った時間を何か有効に活用できないかということで、午前は設計の敷地調査へ。そして午後ひたすら動画を漁ってます。

 

 

そして今回紹介するのは、秒速5センチメートル東京マグニチュード8.0です!

まあだらだら思ったことを書いていくだけなので、特別な考察には期待しないでください(笑)

 また以下の内容はネタバレを多く含みます。まだ見てないよって方はお気を付けください。

 

 

 

秒速5センチメートル

 

 新海誠さんの作品のひとつ。それを知る以前に印象的な題名から聞いたことはあったのですが、ゲーム一筋の僕は多少の興味では本も映画も観ることはありませんでした。

完全に初見で、前情報も一切無し。

そんな状況で見れたのはかなり幸せでしたね。

 

 一番の評価ポイントはやはり映像の綺麗さですね。

物語の哀愁さと映像がマッチしていて、内容に入り込みやすかったり、どこか昔の懐かしさを感じました。

そして内容も抜群に良かったです。内容というよりも、表現の仕方というほうが適切なのかもしれません。

主人公の細かく語られる心情。それと重なる映像美。

よく小説→映画であるのが、主人公の心情が上手く表現できていなくて不満に感じるパターン。劇場作品出身のためこの齟齬がなくて良くまとめられてました。

 

内容の部分にもっと触れると、主人公の遠い存在を追いかけている情景が、主人公を好きな女の子を用いて表現されています。その中でも主人公の回想で初恋の女の子が何度も登場し、次第にそれは恋というよりも遥か大きく届かない存在となってしまう。まるで宇宙のように。それがとてつもなく儚いのです。

その後、成長し大人になっていく主人公。どこか煮え切れない日々を送り最後には廃れてしまう。初恋の人が忘れられないだけではない何かがあるのではないかと思います。遠く大きな存在。それに近づきたいという気持ちがあるけれども、触れたら壊れてしまうのではないかという気持ち。どこか空虚な日々。

 

…なんか話が飛躍しすぎたのでこの辺にしときます(黒歴史確定ですわ...)。

 

まあともかくそんな考察で頭がフル回転したのち、闇落ちしたくなるような作品でした(誉め言葉)。

 

 

 

 

東京マグニチュード8.0

 

この作品はかなり思い出深い作品でして、小中学生のとき家族に貰って初めてちゃんと読んだ小説でした。ちゃんと読書感想文まで書いたのを覚えてます(笑)

そんな昔話はおいといて、この作品は首都圏直下型大地震をモチーフにした物語です。

中学生の姉、未来が小学生の弟、悠貴に付き合わされ、お台場のロボット展へ行った。帰り際、大地震が東京を襲う。道中でバイク便ライダーの真理と出会いともに離れ離れになった家族に会いに行く。

 

姉の未来が反抗期真っ盛りなわけで、家族と一緒にいるときもどこかギクシャクしていました。僕が当時読んだときは反抗期の意味も分かんなかったので共感できてませんでしたが、今ならばよく分かります(笑)

地震後、余震で何度も悠貴と離れそうになり、未来は次第に家族の大切さに気づいていきます。また、同学年のロボット好きの男の子に出会い、そのまっすぐさに日々を何となく過ごしていた彼女に少しずつ心情変化が訪れます。

その変化が回を追うごとに見れるのが良かったです。

 

また、道中で会った真理。彼女は娘と母と離ればれになってしまったのですが、途中真理の心情が細かに描写されていました。まじアニメでもここまで伝わるのグッド。

(12/7  東京マグニチュード8.0は小説出身だと思ってましたが、アニメ出身でした。勘違いしてます)

 

かなりのネタバレになってしまうのですが、、

やっぱ一番辛いのは、、

 

 

 

悠貴の死ですよね。

 

帰りの途中、悠貴は倒れて病院に運ばれます。検査中、時間は一瞬で冷酷に過ぎていきます。そして未来はある夢を見ます。

手術室から出てきた医者が真理に状況を伝えます。そして崩れこむ真理。

未来の視線の先には停止した心電図。そして白く冷たい悠貴。死亡届。

目が覚めると悠貴は平然と友達と遊んでいました。

そして物語は進みます。しかし、次第に気づき始めるのです。いや、未来は最初から知っていました。ですが、信じたくなかった。

 

悠貴は既に死んでいることに。

そう、あれは夢ではなかったのです。

 

 

まじで辛かったですね。うん。

真理が家族と合流する前、真理は家族の遺体を目の前にしました。実は誤りで本当は生きていたのですが。そんな淡い期待はありました。実は悠貴は生きているのではと。

最近、親戚や家族が災害で亡くなる夢を見るのですが、まあほんと刺さりますね。

 

でも悠貴が真理の家族をもっと探そうよと言ったり、友達を助けるために移動したりしたりと、本当に未来をそうやって導いてくれたのかもしれない。そういった考察の余地残してくれてるのは本当にいいですね。

 

いやーほんと泣きですね。

 

 

 

こんな感じで感想を終えようと思います。

休日はこうやって、映画やアニメ、小説でひとりの世界に浸るのもいいですね。

あと、パソコンで見れば2~3倍速にできるので二倍体験が出来ます。まあ倍速するのは賛否両論ありますが、経験重視なら倍速のほうが効率いいのでやってます。

 

また何かいい映画やアニメ観たら感想を書いていくつもりです。

 

以上です。ありがとうございました。