どういう人間が伸びるのか?part2
前回の考察の振り返り~~~~
どういう人間が伸びる?(主に受験で)
⇒自己分析をし、正しい努力が出来る人
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part2です。今回はスポーツメインで考えていきます。
部活動やクラブチームに入った人ならば体感する周りとの差。
一個の下の後輩に負けてしまったり、他の学校とのレベルの差を感じたり。本気で競技に打ち込んでいる人は誰しも周りとの差を経験するでしょう。
今回は僕が陸上競技部に所属していたのもあり、陸上競技を題材に話を進めていきます。ちなみに、僕は長距離選手で3000mSCメインでした。
ズバリ僕が色々な後輩や先輩を見てきて思ったのは
素直に言うことを聞き、実行出来る人間
が伸びると思います。
なんだかスピリチュアルですねー
なんか字面だけで見ればとても薄っぺらく見えますねー
しかしながら、本気で指導をしたことがある人なら賛同できる方も多いのではないでしょうか。
僕の実験談と共に、掘り下げていきます。
まず、素直ということ。
これは当然だし、素直な人は世間でも多いイメージです。
しかし、至極当たり前ですがとても重要であると僕は考えます。
例えばこんな人いませんか?
これはこうした方がいいよ、というと
「いえ、これで大丈夫です!」
または
適当に返事するだけ
確かにアドバイスする側の信憑性やいかに信頼されているかでも左右はされますが、誰がなんと言おうと絶対に意思を変えない人。
これが確実にいい方向に向いてるなら全然いいんですよ!
しかし、全く違う方向を向いてるにも関わらず「いえ、僕はこっちにいきますよ」と突っ走っていく人。これはどうかな?と思いますよね。
歴史の偉人で"周りから批判を受けても自分の意思を貫き成功した"なんて話をよく聞きますが、これを履き違えるとただの言うことを聞かない駄目な子でしょう。
このご時世、嘘の情報にまみれていて、全てを信用するのもどうかと思いますが、全てを否定するのもいかなものかと思います。
ちゃんと言われたことに耳を傾ける。
幼稚園児でも出来ると考えてしまいそうですが、実際あなたは出来ていますか?
「塾のチューターは基礎が大事って言ってたけど結局あんまりやれず落ちちゃったな…」なんてことにならぬよう受験生は自分の性格を考え直すのもありかもしれません。
(ちなみに僕は自分の性格を何度も考え直し対策を練りました)
そして後半の実行すること。
これも当たり前の話です。ですが、意外と難しいものです。
僕はこの実行することが上手く出来ていませんでした。
部活動の時は自分で言うのもあれですが、とても素直で監督の指示をちゃんと聞き、自分で監督の言いたいことを砕いて理解しようとしていました。
しかし、ある程度のレベルに達したとき、僕は伸びなくなりました。
監督の言うことは理解できたし、競技の厳しさも十分にわかった。
しかし、そこから行動するのが出来ていませんでした。
つまり、具体的に何をするべきか?レースで勝つためにどのような準備をするべきなのだろうか?ということが考えられていなかったのです。
これは大学受験にも響きました。
基礎の大事はとても理解していた。しかし、行動にまで移らなかった。頭では理解していた。
そして結局、現役の受験はほぼ全壊。
先生の指示をちゃんと聞いて頭に入れることならば、多くの人が出来ます。しかし、それを本当に理解し、すぐに行動に移せる人間は多くないと思います。
例として、僕が3月初旬に後輩達に勉強を教える勉強会を任意参加で開いたとき、勉強会に来たのは一人だけでした。
そして彼は5000m14分半台。決して勉強が得意な方ではありませんが、素直で人の言うことをよく聞く子です。
「やっぱり伸びてる子は違うんだな」と思いました。大学での指導がハマれば箱根にも出れそうだと思います(まあ彼は少し自分で考える力が足りないのですが笑)。
他の部員が悪いと言ってるわけではありませんし、軽蔑もしていません。ですが、やはり素直で尚且つ行動力がある人間は周りとどんどん差をつけるのだと考えさせられました。
素直だけでも行動しなければ意味がない
行動をしたとしてもベクトルが合ってないと成果は得られない
人間において一番成果が出るけど難しいのは、"難易度の高いことよりも、簡単で誰も分かってる当たり前のことをちゃんとやること"なのだと考えさせられますね。
とりあえずこの"どういう人間が伸びるのか?"シリーズはここで区切りとします。
また大学の中で心境が変わったら書きます。
以上です。ありがとうございました。