AT(LT)値、VO2maxって簡単には何なの?
陸上競技における生理学を勉強していくと必ず現れるAT値とVO2max。
これを今回は出来るだけ分かりやすく説明していきます!
注意
自分自身のアウトプットのために講義型で書いてますが、僕は専門家でもスポーツ科学科でもないので正確な情報を知りたいという方には向いてません。説明の不備があると思いますがご了承下さい。
まずAT値とは?
AT値
⇒anaerobic threshold point
anaerobic 無酸素性
aerobicが和訳するとエアロビックすなわち有酸素性という意味なので"an"がついて否定されて、酸素を使わない(嫌気)という意味の無酸素性が役にはまります。
threshold 閾(しきい)値
閾値。分かりやすくいうと、丁度変わる点ですね。理系なら極値を想像してあげればいいでしょうか。
ATとは和訳通り、「有酸素運動から無酸素運動に丁度変わる強度」と定義されています。
ちなみにLTとATは基本的に同じものと捉えてよさそうです。LTの"L"はlactateでお馴染みの乳酸を指します。
つまり簡単に言うと、AT(LT)値を越えると乳酸が溜まっていきますよーというわけです。
ちなみに、乳酸は疲労物質と考えられがちですが、乳酸自体は疲労物質ではないという研究もあります。「結果的にエネルギー源になるんじゃないか?」という結果が出ていたり、「乳酸によって水素イオン濃度が大きくなり血液のpHが酸性よりになることでエネルギーの再合成に影響がでるから」などがあります。いずれも明確な答えは出てないようなので、今後に期待したいところですね。
AT値が高いということは"楽に走れるペース"の上限が高いということ。つまり、「キロ◯◯分までなら辛くなく走れるよー」というのを測る尺度という感じです。
AT値が低いだと「キロ4:20もきつい…」と感じますが、高い人では「キロ3:50までなら呼吸も全然上がらないよ」といった変化があります。
僕は比較的、AT値は高かった方なのかと思います。ペース走だけは強かったんですよね笑
次に、VO2maxについて。
V volume 量
物理化学を勉強した人ならお馴染みのあのVです。
O2 おーつー 酸素。
max 最大
VO2max 最大酸素摂取量
定義は「空気中の酸素が単位時間当たりに最高どれくらい取り入れられたかを表す値」です。
最高でどんくらい酸素取り入れることできたのー?という値ですね。
高ければ高いほど"ラストの全力スパートが強い"といった感じです。まあ酸素の供給の効率が良ければラストのみならず強いですが。
VO2maxについてはまだ勉強中です。陸上選手のみならず、一般人においても重要な健康指標となっているので、それゆえ深い内容ではあります。
この値に関しては、僕は低めだったと思います。ラストスパートはそこまで強くなかったという思い出があります。それ以前に筋量が圧倒的に不足していましたが。
今回、AT(LT)値とVO2maxについて解説してみました。何か訂正や不備があれば付け加えたり、新しく記事を書いて更新します。
以上です。ありがとうございました。