迷子の建築学生ブログ

たとえ道に迷ってもそれでいい

建築学生による本のレビュー 1

こんにちは。ろすとまんです。

 

最近、タブレットを使い始めたり、バイトが始まったりと新生活を楽しんでおります。

 

今回は本のレビューについて書きます。

…といっても、レビューの書き方など微塵も知らないので何も参考にならないかもしれません。

まあ自己満足でやっていきます。

 

 

 

今回紹介の本はこれ。

 

Check this out: 宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃 KADOKAWA https://www.amazon.co.jp/dp/404400417X/ref=cm_sw_r_sms_awdb_c_jaOZCbNF62A04

 

 

2019 4/25に初版発行という、発行されホヤホヤの本となってます。

 

内容はざっくりいうと、「数学者の話」。

 

ざっくり過ぎたような気もしますが、数学者の話には間違いありません。

 

 

その数学者とは"望月新一"教授です。

 

 

まず、前提知識を説明します。

 

ABC予想という長い間未解決だった数学の問題が、京都大学の望月教授という方が近年解決した

その証明に"IUT理論(宇宙際タイヒミュラー理論)"という望月教授が独自に作り出した理論を利用!

しかし、このIUT理論が理解しづらすぎて世界中の数学者の多くが挫折

 

 

 

ABC予想という世界中の数学者が打ちのめされた問題が解決されたにも関わらず、IUT理論の独自性と難解さに次第に望月教授への興味が薄れてしまったそうです。

しかし、2012年の論文発表から5年。ようやく論文が認められ、ABC予想解決が数学界で認められたということになります。

 

まあそんなすごい望月教授ですが、先程言った通りIUT理論の理解が難しいわけです。

 

なので、一般人が「ABC予想が解決されたのか!どんな解決方法だったのか?」と疑問を持ち調べたところで「???」で終わってしまうわけです。

 

そんなところで、望月教授の友達である加藤文元さんが一般向けの本として、この本を書いたそうです。

ちなみに加藤さんも数学教授です(東京工業大)。

 

 

IUT理論とは何か?

 

これをジグソーパズルのピースに例えたり、日常的に使われる用語を用いて直感的に理解できるように説明してあります。勿論、数式も幾らかでますが、一般向けでも分かりやすいように説明されていたり、「あまり気にしなくていいです」と理解できなくても進める仕様になってます。

 

途中、群論の説明が出てくるのですが分かりやすくてとても良かったです。夏の空いた時間で群論を独学したいと思ってます笑 

 

 

この本ではIUT理論の説明以外にも、「現代の数学者の仕事」「数学は何のために?」など興味深い内容のものあります。

 

ゴリゴリの数学書という感じではないので、理系文系問わず手に取りやすいと思います(これは本当に感じた)。

 

数学書は嫌だけど、理系の本は読んでみたいという方でも半分くらいなら楽しく読めるので是非読んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

今回は以上です。

ありがとうございました!