迷子の建築学生ブログ

たとえ道に迷ってもそれでいい

本当に充実した時間

8/10、インカレサークルの模型つくりの一日が終わった。

 

今は電車の中。とにかくこの感動と興奮を残しておきたい。そう思い、普段は開くのに時間のかかるはずのはてなブログをすぐに開く。

 

 

最初はとても気まずかった。

知っている人は0人で女子ばかり。

というか男子が2,3人しかいなかった。

 

しかし作業を通して色々な情報を交わし仲良くなれた。共通の目的を本気で行うと人は関係が深まるようだ。中高の部活動のように。

 

作製課題はすばる保育園。

2つのアーチが交差することで大きく空間を隔てることに成功している。

自分が行った作業は屋根や添景の作製だった。

正直かなり疲れたが今は充実感で満たされている。バイトの後の感覚…いやそれ以上に満たされているのだ。

 

充実と同時に手が出なくて悔しかった場面もあった。

それは模型製作終了後の講評会だ。

図面だけからは読み取れない空間を見て、改めて考察する。

この柱の意味は?空間について思うことは?こうするべきではないのか?

普段、建築を見る際に僕はこんなことはあまり考えてこなかった。ただ建物を見て経験として積むだけ。

そんな僕は何も発言できなかった。

僕はこういった張り詰めた場面でも割りと喋れる方なのに。ただただ周りの人に圧倒された。

よく発言する人の中には一年生も含まれていた。

悔しかった。こんなに知識や考えに差があるのかと。

いかに春学期を平凡に過ごしてきたか。それを肌で実感した。

 

何を思い建築物を見るか。それは個人の自由である。しかし自分は今から視点を変えて建物を見ようと思う。

どういう点が建物として良いのか?逆に批判する点は何か?

まだまだ僕の頭では色々な視野を持つのは厳しいようだ。しかし、少しずつでもいいから成長したい。この差を一瞬で埋めることは不可能だろう。たとえ追いつくことが無理だったとしても前進したい。そうすれば自分の新たな道が出来るであろうから。